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膣カンジダは免疫力が落ちていると発症することもある

2020年01月24日

膣カンジダは、真菌(カビ)の一種であるカンジダ菌が膣内で増殖することで発症する病気です。主な症状としては、膣及びその周辺にかゆみが生じたり、おりものがヨーグルトやカッテージチーズなどと形容されるような状態になるなどが挙げられます。感染経路に関しては、カンジダ症を発症した人と性行為をすることで感染することが知られていますが、必ずしも性行為だけが発症原因ではありません。そのため、膣カンジダは性感染症に分類されることもあれば、分類されないこともあります。

カンジダ菌は性別に関係なく、通常時であっても皮膚や口の中、腸などに存在する常在菌の一種です。女性の膣内にも存在しますが、通常はデーデルライン乳酸菌という常在菌の作用によって膣内は酸性に保たれているため、カンジダ菌の増殖は抑制されています。しかし、何らかの原因でデーデルライン乳酸菌の働きが低下すると、酸性に保たれていた膣内のpHが高くなり、カンジダ菌の異常増殖を促進してしまうことで膣カンジダの発症につながるのです。

デーデルライン乳酸菌の働きが低下する主な要因は、免疫力の低下です。風邪などの体調不良や、過度なストレスや疲労、寝不足などによって免疫力が低下すると、デーデルライン乳酸菌の働きも低下すると言われています。そのため、免疫力を低下させないことが重要であり、常に体調管理を万全にすることが予防には必要不可欠です。また、不規則な生活リズムや過度な飲酒、喫煙などは免疫力の低下につながるため、これらに該当する人は生活習慣を改善しましょう。

さらに、下半身を常に清潔に保つことも予防対策の基本です。カンジダ菌はカビの一種なので、高温多湿な環境で増殖しやすいという特徴があります。そのため、下半身が蒸れやすい状態はカンジダ菌の増殖を促進する要因となるので、通気性の良い下着や衣類の着用を意識しましょう。また、入浴後は水気を拭き取り、十分に乾かしてから服を着る習慣を身につけることも重要です。その他にも、ナプキンやタンポンを定期的に交換する、汗をかいたらこまめに着替えるといった対策も行っていきましょう。

このように、膣カンジダは性行為だけが原因でなく、免疫力の低下によっても引き起こされます。そのため、誰でも発症する可能性があり、日本人女性の5人に1人は経験すると言われるほど一般的な病気です。膣カンジダを発症した場合、軽症であれば自然治癒することもあるようですが、症状悪化を防ぐとともに確実に完治させるには、やはり医療機関を受診して適切な治療を受けるのが一番でしょう。なお、他の性感染症の場合、自分自身が治療を行うだけではパートナー間で感染を繰り返すピンポン感染が生じる可能性があるため、パートナーも同時に治療を行う必要があるのが一般的ですが、カンジダ症に関してはその必要がありません。これは、他の性感染症の原因とは異なり、カンジダ菌は常在菌であるため、症状が現れていない限りは特に問題が生じないためです。

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